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2018年 初釜 追加画像です [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

初釜の写真をいただいたので、追加でご報告します。
半東さんが台所で頑張って撮影してくれていました。 忙しい合間にありがとう。

煮物椀です。

煮物碗.jpg

カニ真薯に瓢に型抜きしたニンジン、干しシイタケも丸く形が整えられていてキレイでした。
三つ葉の地平線からこれまた丸く型抜きしたユズが日の出になっていました[わーい(嬉しい顔)]

次は強肴の一皿。 里芋は先輩が家庭菜園で育てたものです。
家庭菜園といっても、育つ作物はプロ並みでとっても立派です。
今回は金箔を散らして華やかに。

強肴.jpg

箸洗いに入れたのはこちら。

昆布の鯛.JPG

昆布で出来ています。カラカラに乾燥していてお湯で戻して使います。

お下げする時に 『釣れましたか?』 と声をかけましたら
『はいっ 釣り上げました~』 と元気な返事をもらえました[わーい(嬉しい顔)]

箸洗いの小吸物椀の内側が黒漆だったので、見えにくくて残念でした。
夜釣りになっちゃった[あせあせ(飛び散る汗)]

この演出なら、内側が淡いブルーの器だったらベストだったかな。なかなか無いですけどね。
この昆布を見つけたのが2日前だったので工夫ができませんでした。

浅草に出かけて偶然見つけたものです。
彩り昆布というそうです。 お店のHPは⇒コチラ 色々な形がありますので、今後も取り入れてみたい昆布です[わーい(嬉しい顔)]

布袋様の器には香の物を盛りました。

香の物.jpg

彩りがキレイでした。

お料理は水屋さんと半東さんが全てやってくれましたので、つつがなく進行しました。
私にとって大切な茶友です[ぴかぴか(新しい)]

二人を招いて、ひなまつりの茶会などやりたいな~と考えています。
楽しい仕掛けを考える事ほどウキウキすることはありません。

亭主7分 客3分
お茶の楽しさの割合といわれますが、激しく同意でございます。

晴天が続き、まさに千葉県の冬です。
乾燥するのが玉にキズですが、お日様はありがたいですね。

今日も良い一日をお過ごしください。
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2018年 初釜のご報告 [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

前回の記事で触れた初釜が無事に終了いたしました[わーい(嬉しい顔)] 前回の記事は⇒コチラ

何から書いてよいか・・・沢山あるのですが、お茶事の流れに沿って待合(まちあい)から。
あっ、長文ですので時間に余裕がある時にお読みくださいね。

待合とは、お茶室に入る前の集合部屋のようなものです。
全員揃ったところで、汲み出し(くみだし)と呼ばれる小さな湯呑が出ます。
大抵は白湯が入っています。

この汲み出し茶碗は相馬焼を使いました。 お茶碗を覗き込むと底に金彩を施した馬がいるのですが、
お湯を入れると金彩がより一層きらめいて綺麗だったとほめられました。

そして短冊や色紙など軽めの掛物を掛けますが、今回のはこちら。

寄付の短冊.JPG

日々是好日(にちにちこれこうにち) こうじつとも読みますが、お茶をされない方にも馴染みのある言葉ではないでしょうか。
晴れの日も雨の日も、良い事があっても残念な事があっても、その状況を十分に味わえれば毎日が佳い日になるのだ。 そのように解釈しています。
裏千家14代の淡々斎宗匠の書です。(お目利き先輩に譲っていただいた・・)

そして本席の掛け軸はこちら。

本席の軸.jpg

喫茶去(きっさこ) お茶をどうぞ、というような意味合いの言葉です。
去という文字があるので、お茶を飲んで去れと訳される事がありますが、去は強調の意味だそうです。

この言葉は私が中学生の時に稽古に通っていた先生のお茶室で教えていただいた、思い出がある言葉です。
お茶を習い始めると、多分最初の頃に教わる言葉かな?と思います。

わかりにくいですが、床にあるのは炭を3つ束ねて松を差し、お米を盛った上に乗せたもの。
淡々斎の時代に飾っていたというお正月飾りです。色々と苦しい時代の工夫がしのばれます。
お米は一升半盛り、一生繁昌・一生繁栄を願う意味があります。
私の先生の先生の頃は、東京道場ではこの飾りをしていたらしいです。

そして、棚は鵬雲斎好みの山雲棚。

初座の荘りつけ.jpg

雲の蒔絵と水の流れの彫り、溜塗りが柔らかい雰囲気を出しています。
水指は染付のぶどう棚。
私が茶名をいただいた時に、先生からお祝いでいただいた皆具です。
今回は建水と蓋置もこれを使いました。

棚の天板には、炭手前で使う羽箒と香合が乗っています。
香合はお正月に使われる事が多い、ぶりぶり香合。
変な名前ですよね。

ぶりぶり香合2.JPG

このような六角形です。

炉縁は乱れ桐蒔絵。

炉縁 乱桐.jpg

炉の中には私が作ったしめし灰が入っています。 ちなみにもう少し細かい灰にするように注意されました[あせあせ(飛び散る汗)]

亭主として皆さまとの挨拶、寄付と本席の軸の話、炭手前が終わり、いよいよ懐石です。

『時分どきですので、勝手を見繕いまして粗飯を差し上げます』と挨拶をして台所に行くと
絶妙なタイミングでお膳を渡されました。
炊きあがったばかりのご飯を一文字によそい、白味噌の汁、鯛の昆布締めの向付けです。
運ぶのが忙しくて、写真を撮るタイミングがまったくなかったのが残念[ふらふら]

杯と燗鍋で、一人ひとりにお酌をします。

飯器(はんき)と呼ぶお櫃のご飯を運び、汁替え(おかわり)をお出しします。

そして懐石ではメインディッシュとなる煮物椀。
今回は海老がたっぷりの海老真薯。ニンジン、シイタケも入りユズの香りもご馳走です。

お椀は大好きな雀ちゃん[ハートたち(複数ハート)]

煮物碗.JPG

明治時代のものです。 とにかくカワユイ。

二献目のお酒を出して、焼き物です。
鰆の西京漬けをお出ししました。 身がふっくらと焼けて絶品でした。

強肴(しいざかな)と呼ぶお酒の肴のような、おかずのようなお料理を2皿。

再び飯器でご飯のおかわり。ちょっとずつでも3回ご飯が出るとお腹もいっぱいになってきます。
ここで15分位時間をとり、ゆっくり召し上がっていただきます。

半東さん、水屋さん、私の三人も大急ぎで水屋で相伴しました。

続いて箸洗い(はしあらい)と呼ぶ小吸物です。
浅草で見つけたカワイイ昆布を入れて、ちょっと楽しい演出をしました。
後で誰かから写真をもらえたらご紹介しますね。

八寸と呼ぶ山海の肴とお酒をお出しして、三献目。

香の物とお湯をお出しすると懐石は終わりです。
禅寺の作法にのっとり、飯椀と汁椀をタクワンとお湯で清めます。

ちなみに香の物はこちらの器に盛りました。

香の物鉢2.JPG

焼き物の器の周りにピッタリと銅線が編み込まれています。 この銅線は外れないんですよ。
中を見ると[目]

香の物鉢.JPG

【お腹はいっぱいになりましたか?】

とばかりに大きなお腹の布袋様。 ふふふっ。こういう使い方大好き。

私は襖の外で控えて、箸が落とされる音を待ちます。
独特な作法ですが、ごちそうさまの合図として箸を膳に落とすのです。
それを聞いたら襖を開けて
『お粗末でした』
と、お膳を下げます。

そして、縁高重で花びら餅をお出しして懐石は終わりになります。

お客様が中立(なかだち)で退出している間に、掛軸を巻き上げ、代わりに花を飾ります。
今回は紅梅と白い椿の加茂本阿弥。
竹の一重花入れを掛けました。

後座の荘りつけ.jpg

棚には棗と茶入を荘りつけたら、銅鑼を打って準備が整ったことを知らせます。

濃茶は水屋を担当してくださった先輩が点てました。
和やかな懐石とはうってかわり、気の引き締まる緊張感が心地よいお点前でした。
半東さんと私も席に加えていただき、今年初めての御茶をいただきました。

上林春松本店の嘉辰の昔というお茶を選びました。

後炭手前は私がしまして、ラストの薄茶は半東さんが全員に点ててくれました。

さて、いよいよですよ[exclamation×2]
私が一番愉しみにしていたお菓子の時間がやってきました[exclamation×2]

石川県山中温泉にある山海堂さんから取り寄せたお菓子です。お店のHPは⇒コチラです

福薫る.JPG

梅の最中か・・・・

と思うでしょ[exclamation&question]

そっとひらくと~

福薫る2.JPG

中に小さなお干菓子が入っています。かわいい~[ハートたち(複数ハート)] こんぺいとうもカワイイ。
そして、小さな紙。
[目]読めますか?

おみくじ.JPG

いまより のち 吉

やったー これは幸先が良いです[グッド(上向き矢印)]
届いてすぐ一つ開けてみたらこれでした。

このお菓子、中に様々な占いの?言葉が入っているのです。

当日はこのように盛付けまして

初釜 干菓子.jpg

『選んでお取りくださいね』 とお出ししました。
通常はきちんと並べられたお菓子を選ばずに取ります。

一人一人、札を読み上げていただきました。

先生は 【仏より あなたが頼り】
なんてピッタリなの~。

独身男性は 【はやく決断しなさい】
これには大爆笑。

昨年出費がかさんで嘆いていた方には 【宝くじが当たる】
ご本人も大喜び。

順番に読み上げる度に、何故かピッタリで不思議だったり面白かったり。かなり盛り上がりました。

私の仲良し独身女性も 【はやく決断しなさい】
これにはビックリ~。 同じ言葉が独身二人に当たりました。

私の分は盛付けなかったのですが、持っていらっしゃいよと言われて水屋から一つ持ち出しました。

初釜 干菓子2.jpg

うそから でた まこと

これは????? だったのですが、クスクス笑い声がおこりました。
どうして、どうして[exclamation&question]

翠雀さんって、お点前を間違えても堂々と間違えるから ‘ホントはこうだったかな’ って思えちゃうのよね
今日だって、クスクス

う~~~ん 笑えません[もうやだ~(悲しい顔)] でもまぁみんなが楽しそうなので私もうれしいです[わーい(嬉しい顔)]

今回は、先生への感謝の気持ちを込めて、これまで先生からいただいたお道具を取り合せました。
12年前のお正月にいただいた戌が描かれた棗、茶名の記念の皆具。
お茶を点てるということは、必ず相手が存在します。 それゆえの喫茶去。

また、初釜とは稽古始めでもあります。

稽古とは一より習い十を知り 十よりかえる元のその一 (利休道歌より)

十が何かというと、私はお茶事の亭主がきちんと出来るという事だと思っています。

最後の干菓子のお盆は山道盆。 裏千家では誰もが一番最初に習う盆略点前。
その点前で使うお盆に満開の梅を咲かせました。

出来た!とは言い難いですが、以上が今の私の精一杯。
また一から始まるわけですが、入門時の一とは違っていなければなりません。

とりあえず

おつかれさま~.JPG

今夜はヨシとして、お疲れさま~ワタシ[ビール]

道具を乾かす.JPG

使ったお道具はキレイに清めて、今月末までしっかり乾燥させてから仕舞います。
疲れましたが、お茶の楽しみは 亭主7分に客3分 の言葉通り
充実した日々を過ごせました[わーい(嬉しい顔)]

今年のテーマは、日々是好日。

皆さま今日は好い一日でしたか? 明日もきっと好い日でありますように[exclamation]
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2018年 初釜に向けて [お茶会・お茶事]

新年おめでとうございます 翠雀です。

お正月も3日が過ぎようとしています。
皆さまにとって、どのようなお正月でしたでしょうか?

私は30日から実家巡りをいたしまして、高齢になった両親達と共に新年を迎えられた事に感謝でした。
願う事はただ一つ、今年も無事に過ごせますように[ぴかぴか(新しい)] です。

このところずっと私の小さな頭を占領している初釜問題。
稽古場の初釜の亭主を私がつとめる事になったのです[がく~(落胆した顔)]

今の先生について12年が過ぎましたが、亭主は初めての経験です。
しかも今年は先生が正客となり、席中の指導に徹する為
裏方(台所や水屋)は私と先輩方の3人で取り仕切る事になっています。

懐石やお茶の道具類も前日搬入で、9割方が自分達の道具で用意する事になりました。

お茶事において掛軸はメインテーマとなる最も重要なお道具です。
初釜なので、おめでたいものを選べば一定のラインはクリアできるのですが
もう少しテーマ性を加えたいと思いました。

先生が選ぶものとは違う、何か自分らしさを表現したい。
参加する皆さんにわかりやすく、年の始めに相応しいものとは・・・何をご覧いただくのが良いものか。
自宅の床の間にとっかえひっかえ掛けながら、これだ[exclamation×2] という一幅が見つかりました。

待合には、その軸に合わせた短冊がすんなり決まりました。
余談ですが、この短冊は最近市場で手に入れたものです。
お目利き殿と競るかたちになったのですが、値が上がりきる前に 『どうぞ』 と譲ってくれました。
もっと高値を覚悟していたので、有難いことでした。

他の道具も先輩方と相談して選びました。
棚、茶碗、香合、水指、棗、茶入れ、花入れ、懐石道具・・・
リストにしたら60個以上になりました。
テーマに合っているか、初釜に相応しいか、お客様が扱いに困るような事はないか。
そのような視点で選んだつもりです。

また、薄茶でお出しする干菓子選びも悩みました。
薄茶は茶事の締めくくりとなるので、最初はとびきりのお菓子を用意したいと考えました。
自分の未熟さ、自信の無さをカバーしてくれるような【とびきり】がどうしても必要だと思ったのです。
発送などしていない、注文販売のみの老舗のお菓子なのですが、知人や友人に頼めばどうにか手に入るかも・・・
でもでも、すんなりと事が運ばす断念[ふらふら]

どうしたものか
と思案している時に、これは[exclamation&question] というお菓子を見つけました。
これこそ最もふさわしいお菓子だと思えてきました。
きっと皆さん笑顔になってくれる、そんなお菓子です。

あとは、どのような器でお出しするか。
お菓子が映える器に、少し演出もしたいのですがまだ思案中。

やり過ぎにならないように、分相応に、全員にとって良い一日となるように。
大事なことを見失わないように、心の中のチェックシートを見直す2ヶ月間でした。

今日は炭手前で使う湿し灰(しめしばい)を作りました。
先生の湿し灰を使わせていただくつもりでしたが、勉強の為にやってみることに。
本来は真夏にする作業です[あせあせ(飛び散る汗)]

湿し灰作り.JPG

炉の灰をふるいにかけて、炭の燃え残りを取り除きます。
番茶を煮だした熱々のものを回し掛けます。

湿し灰作り2.JPG

全体に行き渡るように手でもんだら、ほどよい湿り気になるまで乾かします。

もっと濃い色にしたくて、大きな声では言えませんがビワの葉茶を煮だしたものをこの後加えました。 多分邪道です。

即席の湿し灰ですが、明日には完成しそう。
でも、一節には番茶などを使わずに水を加えるだけでも良いという話もあります。

使える代物になっているか、先生に判断していただこうと思います。

あっ 着物の用意をすっかり忘れていました。
今夜はヨナベで半襟付けです。 着物は好きなのですが、半襟を縫い付けたり外したりって大変です。
でも絹の肌触りは気持ちが良いので正絹の長襦袢をやめられません。

とりとめなくなりましたが、どのような結果となるのか初釜の報告は来週です。

上手くいきますように[exclamation×2]
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口切りの季節となりました [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

今朝はこの秋一番の冷え込みだそうで、起きてすぐに仔猫のリンちゃんと庭に出たのですが
早々に戻ってきました。

寒いのは苦手ですが、お茶の世界では楽しみなイベントが多い季節となります。

昨年の11月の記事にも書きましたが、風炉から炉になる季節です。

そして茶壷の口を切る『口切り』が行われます。

毎年、お稽古場で口切りの稽古があるのですが、今年は初めて私がさせていただくことに。
今まではお客様役や半東をさせていただきましたが、ちゃんと出来るかな。

先生の壷を使ってお稽古するのが常ですが、せっかくなので自分の壷で。
お道具屋を始めてから、沢山の茶道具を仕入れた中から自分用に取っておいた壷を出しました。

茶壷.JPG

壷の中には茶葉が入ります。

茶壷に半袋.JPG

和紙で作った袋には濃茶用の茶葉、その周りには薄茶用の茶葉を詰めます。
本来は5月に詰めて秋以降に茶壷の口を切るのですけど、お茶屋さんに頼むと数万円かかるそうで

「やり方を教えるから自分で詰めてごらん」

と言われ、先月習ってきました。

抹茶にする茶葉は撚りをかけず、開いたまま乾燥させた碾茶(てんちゃ)が使われます。
ただ、それを入手するのが難しいので、撚りがかかった市販の煎茶に水分を戻し葉を開かせて乾燥させました。
100グラム300~400円位の安いお茶で作ったら良いと言われたのですが、実はワタクシ番茶で作りました。
100グラム140円[わーい(嬉しい顔)] 試に飲んでみましたが・・・・ 茶壷用にピッタリです[あせあせ(飛び散る汗)]

難点は、茎が目立つこと。 大きいのは拾いましたがジックリお見せする訳ではありませんのでね。

香りが弱いようだったので、いただきものの高い煎茶も混ぜてみました。

次に茶葉を量ります。

十匁 半袋.JPG

古くは一袋20匁入りだったそうですが、利休さんの頃に半分の10匁になったそうです。
だから紙袋を半袋(はんたい)と呼んでいるのですね。

10匁は約37.5グラム。
これを和紙で自作した袋に入れて口を紙のコヨリで結びました。 袋には茶師と銘柄を記します。

半袋の周りに茶葉をいっぱいに詰めたら、桐で出来た蓋をします。
何故桐かといいますと、壷の中の湿気を吸って膨らむと更にピッタリと封がされるからだとか。

蓋の上から和紙で更に封をして完成です。

この紙の封を切るのが口切りというわけですね。
一連の作業を通して、色々と調べたり次回の工夫も思いついたり、勉強になりました。

私の茶壷は仁清写しの雲錦(うんきん)模様です。

雲錦模様.JPG

野々村仁清の茶壷は唐物に比べ小ぶりに作られており、この茶壷も小ぶりです。

模様の雲錦は琳派の画風から桜を雲、紅葉を錦に見立てたもの。
茶道具や懐石の器にしばしば見られる模様です。

この模様を見ていたら京都の紅葉が見たくなりました。

窯元もみじまつり2017.jpg

2~3年前にも行きましたが、紅葉とやきものが楽しめるイベントですよ。

さて、もう一度口切りの手順を予習して、和菓子屋さんに亥の子餅を取りにいかなければ。
このお菓子については改めてご紹介したいと思います。

明日から11月です。冬が来る前に深まる秋を楽しみましょう。
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炉の季節になりました [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

11月に入り、お茶の世界では開炉の季節となりました。

5月から使ってきた風炉を仕舞い、炉の蓋を開ける季節です。

毎年のことですが、炉になった初日はちょっと感動します。
寒くなってきた時に炉の中で真っ赤に燃える炭は、いかにも温かくホッとさせてくれます。

茶道 炭.jpg

この季節に行われるのが、口切り(くちきり)の茶会です。
初夏に摘んだ新茶を壺に詰めて夏の間は山の上の涼しい所で熟成さて更に旨みを引き出します。
その茶壺の口の封(紙で目張りしています)を切る事を口切りといいます。
詰めていた茶葉を石臼で曳いて抹茶にしていただくのが、年間通して最も美味しいお茶というわけです。

現代では一年中安定した味の抹茶が手に入りますが、昔は味の変化(劣化?)が感じられたのでしょうね。
年が明けて風炉の季節(5月~10月)になると、お茶を点てる時に釜のお湯に水を一杓足しますが
単に暑い時季だからぬるめのお湯をというより、劣化してきた抹茶に熱いお湯を入れると
香りがとんでしまい、益々美味しくなくなってしまうという理由もあるとか。

10月末に口切りの茶会に行ってきました。
貴重なお道具を惜しげもなくお使いになられる先生のお茶会は毎回人気です。

今回のお道具も素晴らしく、お料理も美味しくて身もココロも満たされました。

そして、お点前をされた若い男性の指の動きの美しかったこと。
動きがとても柔らかくて、優雅でした。
思わず自分の指を隠したくなりましたよ[ふらふら]
見習うべき事に気づいたので、出かけた甲斐がありました。

床の間には、椿のつぼみが生けられていました。
炉の時季はほとんど椿が使われますが、これはどうしてでしょうか。

花の少なくなる季節に容易に入手できたというのも理由の一つでしょうね。
花の姿に品格があり、種類も豊富で、優雅な名前がついています。

白玉椿、初嵐、曙椿・・・ 茶席ではものの名前(銘)も楽しみますので
様々な名前も重宝される要因かもしれません。

冬はつぼみを、春になるにつれほころんだ花を生けますと季節の変化を楽しめます。

うちの庭にもあったらいいな~と思い、植木屋さんで50センチほどの苗木を買って植えました。

姫侘助(わびすけ)という椿です。
控え目な小さな花を咲かせるので重用される椿です。
こんな花が咲く予定です。

姫侘助.jpg

真っ赤に燃える炭、釜から登る湯気、寒い中でも花を咲かせる椿、絹の着物の心地よさ
ホントは苦手な寒い季節を楽しめるのもお茶の良いところ。

今この季節を楽しみましょう。
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箱根大文字焼茶会@白雲洞茶苑 [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

またまた時間が経ってしまいましたが、8月16日の茶会の報告です。

箱根の強羅公園内にあるお茶室で毎年開かれているという大文字焼茶会。
お稽古場の先輩にお伴して初めて参加しました。

地下鉄大手町駅からロマンスカーに乗れましたので
小田原までビール[ビール]を飲みながらおしゃべりしていたらあっという間でした。
[ビール]は先輩達の旅スタイルで、私にはちょっと大人過ぎるかも[あせあせ(飛び散る汗)]

小田原では登山鉄道に乗るのが一般的かもしれませんが今回はバスに乗りました。
調べてみたらホテル前にバス停があって、鉄道より時間も早く便利でした。

宿泊したのは宮ノ下富士屋ホテル

宮ノ下 富士屋ホテル.JPG

チェックイン時間前だったので、更衣室をお借りして着物に着替えました。
会場の強羅公園までは3キロ位なので、タクシーで向かいました。

茶会の受付開始までの間、公園内をお散歩。

千葉は暑い日でしたが、山の上は秋の気配。
大好きな萩の花が咲いていました。

萩の花.JPG

カワイイ蛇口を見つけました。

コトリの蛇口.JPG

夜の大文字焼を見る為の椅子も用意され

強羅公園.JPG

大文字焼.JPG

夜の点灯が楽しみです。

大文字焼茶会は、白雲洞という茶室の他、野点席も合わせて8席でお茶をいただけます。
点心というお弁当付で8千円でした。

茶室などの説明はHPをご覧ください⇒コチラ

受付を済ませて露地を進みます。

茶室への露地.JPG

写真が撮れたのはこちらの野点席。

モロッコ風野点.JPG

モロッコ風野点2.jpg

モロッコ風のミントティーをいただきました。
モロッコでは中国緑茶の習慣があるらしいですね。 そこへフレッシュミントを入れて
お砂糖をお好みで。
お茶菓子はナツメの実。

ミントティーはスッキリとした味わいでした。

いずれのお席も席主の方の個性が伺えるように思いました。
それにしても、お道具は青磁が多かったです。偶然なのか流行りなのか[exclamation&question]
南宋時代(日本では平安)のお道具がいくつもありまして、すごいな~と拝見しました。

薄茶席、濃茶席とめぐり辺りがうす暗くなった頃、点心弁当をいただきました。

点心.JPG

小田原のお鮨屋さんが作ったお弁当でとっても美味しかったです。
もう一席ある野点席でいただきました。

いよいよ点灯です。

花火と大文字.JPG

花火も上がって、夏の終わりを彩ります。
この日は祖母の命日でもあり、自分が今こうして過ごせる事に感謝しつつ眺めました。

さて、富士屋ホテルですが、クラシカルでとっても素敵なホテルでした。

朝食はメインダイニング『ザ・フジヤ』で洋食をいただきました。
花々が描かれた格天井、真っ白いクロスに銀の食器。
朝から優雅な気分[ハートたち(複数ハート)]

フロント前には有名な尾長鶏の彫刻。

富士屋ホテル2.JPG

昭和12年に宿泊したヘレンケラーはホテルで飼われていた尾長鶏を気に入り
後に尾長鶏が亡くなったのをとても悲しまれたそうです。
次回宿泊した時の為にと作られた彫刻とか。 その機会は無かったそうですが
思いやりが伝わるエピソードですよね。

チェックアウト後も庭園を散策してゆっくり過ごす事ができました。

誘ってくださった先輩に感謝です。

こうなると、紅葉のお茶会にも出掛けたくなってきますが
その前にお仕事お仕事。

出品中の商品はこちら
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師匠と弟子について 2016年初釜に想う [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

3連休いかがお過ごしですか?

茶道では初釜(はつがま)といいまして、新年最初のお茶事が開かれる時季を迎えています。
私の通っている教室でも先日行われました。

ここ数年は前日の準備をお手伝いさせていただけるようになりました。
習い始めた頃は自分の事だけで精一杯で、前日の準備や当日の後片付けまで
思い至る事はできませんでした。

一人で着物が着られるか、足が痺れないか
そんな事を心配していました[ふらふら]

裏方仕事は “新人の仕事” というシチュエーションも多いと思いますが
茶道では裏方(水屋みずや)の仕事が出来るようになるには相当の精進が必要でしょう。

私はまだまだ
『あれやって、これやって。あっそれは違うわよ』
と、先生がおっしゃる事を理解しようとするのに精一杯ですが
先生のされる事を間近で見ながら教えていただけるのは有難いことと感じています。
何にもコツがあり、それは本には書かれておらず師匠から弟子に代々伝えられてきた事です。

それを今私に教えてくださるというのは、本当に有難い事だなぁと実感しました。

準備の途中でお昼になりました。
いつもお赤飯をいただくのですが、姉弟子さん達が1品2品と漬物や煮物をお持ちくださいます。

今年は私も何か作ろうと思いまして、メニューを考えました。
腕前がバレてしまうもの(煮物など)は自信がないし[あせあせ(飛び散る汗)] と悩んだ結果

ポテトサラダ.jpg

マヨネーズが頼りのポテトサラダ(苦笑)
前の晩にジャガイモを蒸したり野菜を切ったりしておきまして
朝マカロニを茹でて混ぜ合わせました。

でもね、ハムを入れるのを忘れてしまったの~[ふらふら]
お正月に貰った美味しいハムがあったのに・・・
なんだかコクが足りない精進サラダになってしまいました[もうやだ~(悲しい顔)]

もう1品はデザートにしました。

リンゴのコンポート.jpg

リンゴのコンポートですが、こちらの主役、実はミカンなの。

自分で作るみかん缶詰.jpg

缶詰のミカンだと思いますでしょ?

これは私が作ったんですよ[exclamation]

作ったと言えるほど何かをしたわけではないのですが、わりと簡単に缶詰のミカンが作れる事に感動です[手(チョキ)]
繊細な作業なので注意力がいりますけど、やっているうちにコツのようなものがつかめてきました。

皆さんから褒め言葉(優しい~)をいただき、ちょっとホッとしました。
一緒にご飯を囲むのは普段の稽古ではなかなかない事なので
とっても楽しかったです。

キレイに整った室礼やお道具に新春を感じました[わーい(嬉しい顔)]
肝心の初釜は翌日なのに、充分な達成感が (笑)

当日は稽古の曜日が違って日頃会えない皆さんにも会えて
和やかで楽しい時間が過ごせました。 

私の先生は『弟子への責任』というような事をよくおっしゃいます。
お茶を趣味で楽しむだけじゃなく、指導者になれるようにと考えてくださいます。
それはきっと先生の先生、そのまた上の先生と代々受け継がれてきた考えで
ある種DNA的なもののような気がします。

自分が先生になったら同じようにしてあげたいと考えられるのは
幸せな事ですよね。 なれるかどうか精進次第だけど[あせあせ(飛び散る汗)]

師匠と弟子って親子にも似ているように思います。



私は他にも習い事をしているのですが、こちらは私を悩ませています[もうやだ~(悲しい顔)]

昨年先生のお考えで生徒が受験できないかもしれない状況があり
私は試験を目標にしてきた人を想い、とにかく試験が受けられる事を第一に行動して欲しくて
身の程もわきまえず意見を申し上げました。
結果として無事に受験できたので本当に良かった[exclamation]と思いましたが
また同じような問題が起こっています。
今回は私も受験資格があったのですが、試験の事を考慮して欲しいとおっしゃってくださったのはお一人だけでした[もうやだ~(悲しい顔)] そんなものですね・・・
体勢が大きく変わる時、何を頼りに行動すれば良いのでしょう。



【いつも思いやりが先にたつように】

私が習っている茶道流派で勉強会などの初めに唱和することばの一節です。
口にする度に自分を省みています。

これだと思ったら突っ走ってしまう私ですが、
自分のまわり数メートルはグルリと見まわす余裕を持てるように。
新たな目標です。

今週は今年最初の市場が始まります。 楽しみだな~。
こちらは直‘観’力が必要なので、とにかく勉強勉強です[わーい(嬉しい顔)]

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。

良い一日をお過ごしくださいね[exclamation]
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口切り茶会に行ってきました 2015年 [お茶会・お茶事]

こんにちは 翠雀です。

先日口切りのお茶会に行ってきました[わーい(嬉しい顔)]

風が強かった分、雲一つない青空でなんともすがすがしい気持ち。

会場は何度か訪れた事があるこちら。

大森武蔵野苑.jpg

ドラマのロケ地としても度々登場する武蔵野苑という所です。

由来などはわからないのですが、明治の実業家のお屋敷という雰囲気です。

立派な門を入ると、木立ちの中に木造のステキなお屋敷が[exclamation]

大森武蔵野苑2.jpg

大森武蔵野苑3.jpg

窓ガラスなど波打っていて、当時のままのガラスである事がわかります。
中の廊下などもピカピカ艶々に磨かれていて、和室なのにとっても天井が高いのです。

お茶会の方は、150人以上のお客様がいたと思いますが
私たちは15人ほどのグループになり、濃茶、薄茶、点心と順番に廻りました。

席入りの時間がグループ毎にずらされているので、他のグループとはあまり出会うことなく
大寄せなのだと思いますが、落ち着いた雰囲気で進行しました。

お点前をされた方は以前も点ててくださった方でしたが、より腕をあげられたみたいで
私も良い刺激を受けました[グッド(上向き矢印)]

主催の先生から、掛け軸の禅語についてお話がありました。
聞きながら思うところがあり、深く心に残りました。

いつもながら由緒正しく時代もたっぷりある見事なお道具の数々[目]
時代が違えば私など見る事も出来ないものを、手に取って拝見させてくださり
ココロが満たされました[exclamation×2]
私の持ち物ではないので、細かく報告できずにごめんなさい。

点心は庭の見える開放的なお座敷でした。
出張茶懐石の老舗・山友居(さんゆうきょ)さんの点心は、上品な味付けで
美しく盛り込まれ、お吸い物には大きな松茸。とっても良い香りでした[わーい(嬉しい顔)]

お屋敷のどこにいても見えるのは木立ちだけ。
市中の山居というには立派なお屋敷ですが、余計なものが視界に入らない心地よさを
存分に味わい、本当に贅沢なひとときでした。

この日は十三夜。 ここならお月見も最高だろうな~と思いました。

口切りだったので、訪問着や附下の方も多かったのですが
私はお気に入りの帯を目立たせたかったので色無地にしました。
道行を着ているので写っていませんが[あせあせ(飛び散る汗)]

大森武蔵野苑 口切り茶会にて.jpg

お道具屋◆翠雀の骨董生活 というタイトルで約1年ブログを綴りましたが
プロバイダーの契約の関係で引き継げなくなってしまいました[ふらふら]
以前のブログをブックマークしていただいた皆様には、ブログの引っ越しをお伝え出来ないまま
放置する結果となり、申し訳ありません。ログインできなくなってしまったの[がく~(落胆した顔)]

お道具屋◆翠雀の骨董生活として今日から改めてスタートしますので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします[exclamation×2]

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